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万物斉同だから、差別など、病気ですは。

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景公履を為り、飾るに金玉を以てす、晏子諌む【第十三】 

景公が履をつくった。
黄金の履紐、銀で飾り、珠玉を連ねて良玉の絇(くつ先のかざり)をつけた。

冬にこれをはいて政務をとった。 

晏子が朝見した。
公はこれを、迎えようとしたが、履が重くてよく足が上がらなかった。

公は問うて「今日は寒いかね」と言った。

晏子は
「君はどうして寒いかどうかを問うのですか。 
古の聖人が衣服をつくると、冬着は軽くて暖かく、夏着は軽くてすずしいものでした。 
いま金玉の履を冬に身につけておられますので、これは重くてしかも寒いです。 
履が重くて礼儀が守られず、実情に合っていません。

魯の職人は寒温のことと軽重のことを知らずに、人間の常性を害しています。
これは罪のひとつめです。 
履をつくって基準がはずれ、そのために諸侯に笑われます。これは罪の二つ目です。 
財を用いて実用性のない物をつくったので、人民に恨まれます、これが罪の三つ目です。
この職人を捕らえて罪の軽重を調べて罰しましょう」
と言った。
 公は「魯の職人が苦労してつくったのだ。釈放してやろう」と言ったが、晏子は

「いけません。嬰はこう聞いています。身を苦しめて善を為す者には賞を厚くして、身を苦しめて 非をなす者はその罪は重い、と」

と言った。 公は答えなかった。 

晏子は退出して魯の職人を捕らえさせて、辺地に送らせ、斉に入らせないようにした。

公はこの履を二度とはかなかった。
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